昭和初期、古町5にあった「東京庵やぶ」の味を受け継いで、2代目社長の母が創業しました。独自の味と手抜きのないこだわりの仕事で今に至っております。現在は2代目社長の息子2人が切り盛りする、家族で営む老舗のそば店です。
戦後、小腹が空いた際、食事と食事の間にそばを食べるのが本来の江戸前そばの食べ方…。お酒が進むよう考慮された、そば屋ならではの多彩なオリジナル料理を肴に日本酒を嗜み、最後はそばで締めるのがここのスタイルです。そんな粋なそばの楽しみ方をご提案します。
割粉2割でつないだ江戸前の二八そばをご提供しています。北海道の江丹別をはじめ、福島や茨城など、その時期ごとに最も美味しいと思われる国産の良質なそば粉を厳選し、製粉所で石臼挽きし当店にて丁寧にブレンドして使用しています。
創業以来、変わらぬ製法で作られた細切りの手打ち麺は、モチモチした食感とツルっとした喉越しが味わえると、訪れるお客様にも大変ご満足頂いています。
また、ユズ、お茶などを練り込んだオリジナルのそばも月替わりで登場するなど、アイデアあふれるメニューも豊富に取り揃えています。
添加物は一切使用せず、毎朝当店で削った本節やソウダ節などをブレンドし、醤油、味醂、砂糖と合わせて作る独特のつゆは、長い経験に裏打ちされた伝統の味。
ダシの香りが高く、コクがあって円やかな味わいが特徴です。また、新潟で年越しそばをやり始めたのは当店が最も早く、お客様からのご要望が高かったつゆは、現在では「古町やぶのそばつゆ」(200g、450円)として缶詰めで販売させていただくほど人気の定番商品になっています。
江戸風に辛めに仕上げられていますが、そばのほか、天つゆ、ホウレン草などの各種お浸し用煮物に使用しても重宝するとご好評頂いています。